ボールと共に

5年前のクリスマス、息子が産まれて初めて渡したプレゼントはサッカーボールの3号球だった。2010年の南アフリカW杯用のデザインのもの。息子が産まれたら初めに渡すプレゼントは絶対にボールだなと決めていた。

 

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あれから5年、毎日毎日蹴っているわけではなかったが、父との休日では1日に1回、少しの時間でもほぼ蹴っていたかもしれない。この状態、、なんだか懐かしい。小学生のころはすぐにこんな状態になったな~

 

公園で小学校5年生の子達と交えてサッカーをした。こちらのチームは 息子5歳、娘7歳、友達10歳、に36歳の自分。相手は5年生2人組み。5年生は中々上手い。ここのゲームのバランスを取るのは結構難しい。ある程度スピードのあるパスを出さなきゃ取られてしまうが、早すぎれば当然子供たちは止めれないし、合わせれない。

父のゲームコントロールの見せ所でもある。5年生をやや本気にさせつつ、子供たちにも楽しまさせ、本気にさせなければならない。ボールを追いかける団子状態になっている子供たち。作戦を立て、子供たちはあっちのお兄ちゃん、父はそっちの子からボールを取るから、ガシガシ取りに行けよ!と。

子供たちは作戦を気に入ったようで必死ににボールを追いかけていた。結果的には、、、負けてしまったがいつもより楽しそうでもあった。

その帰り、息子に

「このボールももうボロボロになってきたね。このボールは君が産まれて一番最初のサンタさんからプレゼントだったんだよ。これは幼稚園用だから来年は今日のお兄ちゃんたちが持ってた少し大きいボールになるんだよ。」

と言うと、

「じゃあ、今年はサンタさんに小学校用のボールお願いしよ~」

と言ってきた。

なんだかメチャメチャ嬉しかった。成長と共にボールも大きくなっていく。いつの日か5号球になったとき、父との1vs1が本当に楽しみだ。

僕も必死にそれまではボールを蹴り続けていたいと思う。

Domingoと共に。