自分史上最高のフットサル

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35歳以上のシニアリーグに出場している《ランツァーレパドレ》というチームに入って2年が経った。結成時はそれぞれサッカー、フットサル経験はあったものの、本当の意味で競技フットサルをやっていなかったメンバーばかり。

1月1回開催されるシニアリーグ。4月で1クールなので1年で3クール開催されるのだが、リーグ開始の1クールめは我々は最下位でリーグを終えた。

それから必死に練習した。練習は週3回、先ずはディフェンスを徹底的に監督に教え込まれ(監督は30歳神奈川県選抜でもある町田氏)本当に1年半はボール回しは教えてもらった記憶はない。35歳を過ぎたオヤジ達が学生時代の部活のように走る練習を必死に頑張った!そして頭も使い必死に戦術を理解し、連動するようになり理想的なボール奪取が出来るようになってきた。

するとどうだろう。1クールめで最下位だったチームは2クールめで優勝する事が出来たのだ!しかも自分達の戦術を用いて勝つ事が出来た。これが何より嬉しかった。以来、メンバーが増えてA.B2チームで出場するようになり、どちらかが優勝するという程に成長する事が出来た。

35歳を越えて本当の意味でフットサルが楽しい。5人の連動性がとことん求められるフットサルにおいて自分達の戦術を用いて勝てると言う事ほど面白い事は無い。以前の自分のSTYLEは1人でドリブル仕掛けてゴールを狙う感じだった。しかし今は同じ練習をして苦楽を共にした仲間がいる。仲間を活かす事によって自分も活かされる。

あまりにも必死過ぎて、優勝が掛かった試合なんかは負けると涙がちょちょぎれる。0-3からの逆転勝利の試合は正に魂が震えた。まさか35歳を過ぎてこんな試合が出来るとは!本当に感動する試合だった。

そんな試合が続けば、シニアリーグが面白いらしいと話題になり、チーム数は8チームにまで増えた。2〜4クールは我々が優勝出来たのだが、ここで強力なライバルチームが参戦してくる。関東リーグにも参戦経験のあるUFCというチームのOBを数名擁する クインテット、現在神奈川県リーグ3部参戦中の現役プレイヤー擁するジベルチード。この2チームの参戦によって一気にレベルアップ。5クールめはジベルチードが優勝。6クールめはクインテットが優勝。我々のチームは優勝から遠ざかってしまった。

しかし、だからフットサルは面白い。また新たな目標が出来たのだ。より相性の悪いクインテットを倒すため現在は全てが打倒クインテットに向けて照準を絞っている。クインテットは練習をしていない。我々は練習をしている。だから、我々はもっと上手くなれる!そう監督が強く言い、皆も必死に練習する。ちなみにクインテットにはLUZ STAFFが3人在籍している。

フットサルは本当に素晴らしいスポーツ。

 

『35歳が過ぎても生涯の友人が出来る。』

『そこに舞台があり、必死にのめり込めばもう一度青春が味わえる。』

 

 

監督はこう言う。

『社会人プレイヤーで一流のプレイヤーというのは、仕事もしっかりやって調整し、家庭のこともしっかりバランスを取りケアし、しっかり毎回練習に来れて全力を出せるプレイヤーの事だ。』

これは本当に間違いない。10代、20代の頃と同じく平等に時間はあるはずなのに、圧倒的に35を超えると全てにおいて『時間の質』が問われている。仕事、家庭、フットサル、趣味、、、それぞれの時間に全力を掛けることで、それぞれを充実させる事が出来るはずだ。

個人的にはこの35歳以上はドンドン盛り上がるはず。10年前にフットサルにのめりこんでいた人たちが結婚して子供が出来て少し落ち着いて、蹴りたくなってるはずなのだ。昔のめり込んだ人こそ、蹴る相手が重要。バチバチ蹴りたいならシニアリーグのようなリーグに参戦する事をお勧めする。

フットサル後は昔みたいに外で集まって、あーだこーだ言う時間。afterFUTSALの時間がまた最高に楽しい時でもある。下の写真はそんな風景。

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