【2016FUTEBOLiSTA3on3天下一武道会】
ー大阪ラウンドー


開催場所を失い横浜ラウンドをお休みした2016年のFUTEOLiSTA天下一武道会
今年の大阪にかけるクルーの意気込みも一塩でした

遊びにきてくれたみなさまありがとうございました。
気候にも恵まれサイコーな1日でしたね

ほとぼりも冷め落ち着いてきたので

2016.11.20
あの日起こったことをディレクターとして率直な想いを綴りたいとおもいます。


まずはルースクルーの動き
前日まで浜松店の1周年Saleと
アグレミーナのホーム戦勝利をカマし
勝利に浮かれながら浜松から弾丸で大阪入り

あいかわらずのハードワーク
でも久々の大阪ツアーにみんなテンション高め
晴天に恵まれ気持ちいい朝日を浴びながら会場をメイク!!!

    

みんなでワイワイ準備     

ココ集中!!、
この感じやっぱワクワクする~~

ちょうど全体の準備が仕上がったころ

Sound LUZのサウンドチェックがはじまる
会場に少しずつ音が響き渡っていく
Shio(fr.unstoppable) が音で会場をあたためはじめる

この天下一がはじまる前の時間帯が好き
みんな少しずつソワソワしはじめる。

徐々にごきげんな音にフェードしはじめたら

そこはフッチボリスタの楽園!!!
開場を待ちきれない子供達が押し寄せ
MCサワダタツヤの     

“インカンチャ”     
のコールとともに天下一武道会幕開け~~~!!

Shopブースには
毎度おなじみLUZ silkscreen Shop

そして葉山からフットボール愛の伝道師FOOTARTのJun

そしてバスケブランド《AKTR》のcoffee shop SPORTY COFFEEも出店
ボールで繋がる縁

《AKTR》は日本のバスケカルチャーを引っ張ってるサイコーにクールなブランド
クルーも同年代でみんなグッドバイブス
つねに刺激をもらっています

LUZ大阪展示会のときは必ず遊びに行くボクらのホットスポット
コーヒーほんと美味しいです。



《Kids Tournament U-12》



キッズトーナメントは素晴らしかった

もはや大阪に関しては天下一の主役はキッズです。
今年は初の試みとしてスポタカの協力を得て
スポタカフットボールパークで事前に3回にわけて
キッズ天下一(U-12)の予選が行われました。
スポタカの安藤さんには大変お世話になりました。


大阪のストリート盛り上がってます!


予選を経て勝ち抜いたチームの子供達や遊びに来た子供達が
みんなボール持って会場入りし、ウマい大人捕まえてひたすら
スキルを観せる磨く、1on1、2on2
自然発生的にいろんなとこで学びの場ができていました
ボールがあればみんな友達
年齢も性別も関係なくみんなで楽しめるってやっぱサイコー!!!
みんながあちこちで勝手に蹴ってる時間サイコー!!


試合も毎試合ドラマチック
決勝戦はシオウ率いるLUZ Panna Crew VS ツルギ率いるFC PANNA

この対戦は2年前横浜の天下一でまだキッズ部門がなかったころ
エキシビジョンマッチとして対戦して以来のマッチアップ     

それが今回のキッズ(U-12)の決勝で実現!!

これだけですでにドラマチック。
内容も両者譲らす制限時間超えてのVゴールで

LUZ Panna Crewの勝利

天下一でのVゴールは
サッカーでいうPKみたいなもの
運の要素がつよい

どちらも
アグレッシブにディフェンスし
アグレッシブに仕掛ける

目が離せない素晴らしい戦いでした


試合後悔しがり涙を浮かべるFC PANNAの選手たちを見つけて
お互いの健闘をたたえあうLUZ Panna Crewのシオウたち
"Respectの精神"

子供達の天下一にかける想いがビシバシ
伝わってきて新たに決めたことがあります。

”これからもっともっと成長していく彼らのプレーを見続けたい”

来年度から大阪の天下一はU-15(中学生)のトーナメント枠を新たに設けることにします。

天下一で芽生えた子供達の意識
5年後、10年後、広い世界に羽ばたいてほしいです



《Open Tournament》

“Style War"


一方、大人部門
オープントーナメントはついに起こった

“style War"

ベルギーからきた刺客
Panna KOの王者2人が天下一に起こしたPanna旋風

Hakim Amrani と Elias Tadili

いままでの天下一の主流は
ルースセレソンやイッシーや岡部マーやナメック星人たちが積み上げてきた
3on3スタイル

アグレッシブに仕掛け、
アグレッシブにディフェンスすることで相手のいいとこも引き出し合い
魅せて勝つストリートスタイル     

それに対し今回EliasとHakimのスタイルは

デイフェンスはがっちりゴール前に3人固まり相手の良さをすべて消し、
取ったとこを1on1勝負でPannaを確実に決めてくるスタイル

予選ではまさかのアイツもアイツもEliasとHakimにパナられていく
そのたびに沸く会場

Hakimの
パナからの股パス通しの3点プレーは圧巻でした 、

そしてPunch&Mightyの生演奏で迎えた決勝戦

勝ち上がってきたのは

Hakim&Elias率いるFreestyle Akkademy TEAM

VS

ルースのトッププレイヤーであるチアゴ率いる
デウソン神戸のテクニシャンで構成されたLUZ TOP TEAM

ストリートの世界トッププレイヤーと
フットサルの国内トッププレーヤーが

ガチでやり合う最高の一戦
シナリオとしては最高だった

しかしこの試合で天下一における
"光と影"がくっきり浮き彫りになった

Elias&Hakimのチームは
がっちりゴール前固めてなかなか取りにいかない

まったく動きがないゲーム展開

そうなるとなにもできないLUZ TOP TEAM
外で回すしかない

動きがないので見ててワクワクしない

う~ん      

試合は硬直状態が続き
勝ちたい気持ちがお互いヒートしすぎてバチバチの状態になり
一旦ゲームを止めるほどの展開に….

試合はFreestyle Akkademy Teamの勝利で終了

今年の決勝戦は見ていてなかなかしんどかった

苦い感じでおわってしまうゲームとなった

世界のスタンダードな戦い方がこれだ
と言われてしまえばそこまでなんだけど

ボクらが目指す

”美しさ”

はこの一戦ではどこかにいってしまった

これが今回の天下一決勝で浮き彫りになった”光と影”

EliasとHakimの”勝ちたい”という気持ちは素晴らしい
やはり世界でのトップランカーとして活躍しているPanna KOのプレーヤーは
ただクールに気取ってやってるだけではないってことはよくわかった

どの世界でも登りつめるには
スキルと同時に強いハートを兼ね備えてないといけないということは
彼らの戦い方から十分感じることができた

天下一におけるStyle War勃発
彼らの優勝により
今後の天下一のストーリーがより面白いモノになっていくことだけはまちがいない


Respect all futebolista!!!

そんなこともあり
今一度立ち返りたくなった

《FUTEBOLiSTA・天下一武道会》のルーツ



それはやはり
“ストリート” "子供の頃やってた場所"

それは公園、道ばた、街灯の下、夜中の工事現場…..

コーチも監督もいない
ただただ”上手くなりたい”っていう一心のみで
集まる自由な遊び学びの場

そこにラジカセもってくるヤツがいたりして
スケボー乗ってくるヤツがいて良いも悪いも学べる場

その場のインスピレーションでファンタジーを魅せれるか

コートを出る時どんだけリスペクトをもらえるか

”本当にウマい奴はどんな状況でもウマい”

てのが天下一の根底の考え方

そして ”ストリート=自由” でなければいけない

だから天下一の3on3トーナメントには審判もいない

ストリートには暗黙の”ルール”というものがある

自由を与えられる分それに対するプレーヤーとしての
"資質”が問われる

・リスペクトの精神

・戦う姿勢

・ファンタジーやユーモアはあるか


それが足りないプレーヤーはコートからつまみ出される
それがここのルール

《今フットボールカルチャーが面白い》



いま日本のフットボールカルチャーは
細分化されはじめそれぞれで面白いことが起こりはじめています

フリースタイルフットボールのカルチャーを引っ張っている
横田陽介率いるBall Beat Crewはつねに最高!!

今回のイベント終盤での出来事

ブレイクダンスのショーをしている最中の舞台裏に
ヨースケとアダチーニョが突然現れ

「近くでイベント出てたんですが抜け出してきちゃいました!!
いまからこれ入っちゃっていいすか?!」って
まさかのサプレイズ

SOUND LUZのDJ Shioと何やら軽く打ち合わせして
コートの中に飛び込んでガッツりお客さんを沸かせました

しかもShioの流した曲にビタビタに合わせてくる職人芸
さすが世界基準で活躍するヨースケ

仕上がってました

Ball Beat Crew Respect!!!

そして今回HakimとEliasをつれてきてくれたPannaHomeのアメも
日本のストリートにどんどんPanna KO中毒者を生みだしています

ドリブルデザイナーとして活躍中の岡部マーや
ダブルタッチマスターとして全国を飛び回るイッシーなど

いまルースをとりまくフットボールシーンが面白いことになってきてます

彼らと話していて結局行き着く先は

”日本から世界で活躍するプレーヤーをたくさん生みだしたい”

という想いです

SOUND LUZの音がひびき
ストリートアートがかこむクリエイテュブな空間で
子供たちが新たな感覚を得れる場所として
天下一は美しいフットボールを追求していきます

ロナウジーニョもネイマールもいってます


“ Futebol Alegria!! Futebol Arte!!! "

"フットボールは喜び、フットボールはアートだよ!!!"

って。


さいごに
ブラジル1部リーグ・シャペコエンセの選手たちの衝撃のニュース
心がぽっかり悲しくなりました。ブラジル中が泣いてます。
ボクには祈ることしかできません。心からご冥福をお祈りします。

ボールが蹴れる環境にあることに感謝します

Rest in Futebol Paraiso



Peace.

Text by LUZ Director / Sohshi Sunvista


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