息子が11歳になった。小学校5年生。このブログを書き始めたのが2015年、6年前。
6年前、まだ年中時代。こんなにも身体は小さくゴールも小さかった。息子がサッカーをやるかどうか、、、父はヤキモキしていた。
小学校2年になり、息子はサッカーチームに入った!半ば強引に、、、そこでサッカー大好き少年になるはずだった。今思えば、、、自由にサッカーを楽しんで欲しいという父の気持ちとプロを目指すチームの気持ちが掛け違っていて、それぞれ異なるアプローチに息子は困惑していたのかもしれない。頑張って合宿も行ったが息子はサッカーを楽しむ事が出来なくなってしまった。
僕にとって1番辛い事。息子がサッカーを嫌いになる事。息子がサッカーボールを蹴らなくなった事に続いて、自分も膝の手術した事もあって自分も蹴れない期間が続いた。今思えば陰の期間だった。
だけどやっぱり僕は自分の息子がボールを蹴らない。という事に我慢が出来なかった。どうやったら息子はもう一度サッカーボールを蹴るのだろう?
もう5年生で特にサッカーをやりたがっていない息子がどこかのチームに入る事は難しそうだ。
僕が出した答えは、自分が小学生の時そうだったように、友達の存在の重要性だった。仲の良い友達もサッカーやり出したら、息子はまた蹴り始めるかもしれない。息子が通う小学校にはメインのサッカーチームがない。ないなら作ってしまおう。自分が小学生の時、友達が皆んなサッカーやってたから友達皆んなでサッカー楽しめていた。きっと息子も楽しむはずだ。
さぁ始めよう!と言うタイミングで新型コロナウィルスの脅威にさらされた。しかし、1ヶ月半の自粛期間中、親子で再び蹴り始めた。家の前、少しへたくそになった息子と娘と。
この時間が今思えばターニングポイントだったかもしれない。あの時間、体育の時間と称して親子て身体を動かす。そしてこれからやりたい事もゆっくり話せる。
実は父はこんなサッカーチームを作りたいんだ。
息子はそんなチームだったらまたサッカーやりたい。と。
息子の居心地の良い場所を親が作るのはもしかしたら甘い事かもしれない。しかし、僕は自分のやりたい事を諦めない気持ち。やりたい事を行動する事。を身をもって実践し、いつか大人になって気付いてくれればイイ。FUTEBOLを通じてまた色々伝えれる事もまた新たなチャレンジだ。
結成から半年が経った。
始まりは仲のいい息子の友達家族と我が家の2家族だけ。それでも青空の下、サッカーゴールがある大きなグラウンドでボールを蹴る喜びがそこにはあった。
それから半年。今では大人を入れて8vs8が出来るくらいまで仲間が増え、、、
今では息子はこう言う。
サッカーが楽しい。
と。
仲間と共に作りあげるサッカーは何より楽しいだろう。しかし、最も大事な事は一緒に蹴っている仲間が居る事。FUTEBOLは1人ではできない。チームメンバーや協力してくれる人が居て初めて楽しめるものだと思う。それを先ずは伝えていきたい。
第一期生は可愛くて仕方がない。まだ人数は15人。今出来る事は出来る限りやってあげたいと思い、1人1人誕生日をサプライズで祝っている。息子の誕生日もたまたま練習日にかぶったので、もちろん決行。
仲間達が手作りで息子のために喜ぶ事を考えてくれる。これが本当に嬉しい。次誰かの誕生日になったら次は息子もまたその子のために喜ぶ事を考え、実行していって欲しい。
6年前、、あんなに小さかった身体とゴールがこんなにも大きくなった。父は本気で挑まなくてはゴールを守れなくなった。
あと1年半で小学生が終わる。それまでにFUTEBOLの本当の楽しさを味わって、中学に入る頃にはこう言って欲しい。
サッカー続けるよ。
共に生涯楽しもう。
Domingoと共に。