太陽と月

サッカー系小説を書くはらだみずき氏が新しい本出したよ!とチームメートから教えてもらい、速攻でAMAZONでポチる。

ただ、時期はHQ SHOP OPEN間際で中々読む時間がない。僕の読書時間は通勤時だけ。OPEN間際は車で通勤していたので欲しい本は買うだけ買って、たまっていく一方だった。OPEN後は落ち着いて電車通勤も増やし、むしろ本が読みたくて電車で行っている。

【太陽と月】は対照的な2人の少年のジュニアユースクラブを選ぶ話。

最近の小学校高学年のサッカー少年のジュニアユースクラブ熱は最高潮に加熱している。まるで中学受験のように、、、偏差値の最も高いJリーグのジュニアユースを最優先候補として、ダメだったら順に強いカテゴリーに所属しているチームを目指す。それは本当に聞いていると受験のよう。今の時代は情報も直ぐに手に入るし噂も飛び交うので選ぶ方も大変だ。

 

プロ選手を目指すためにサッカーをやるのか。

サッカーが大好き過ぎてプロ選手を目指すのか。

両者の意味合いはかなり違うと思う。少年サッカー人口から割り出すと6年生のおよそ600人に1人がプロになれる確率だという。当然、Jリーグの下部組織に入ったほうがプロになる確率が高いのか?結果は誰にも分からない。

強いチームに入ってBチームに入る事がいいのか?弱いチームに入って試合に出るのがいいのか?チームの方針は子供に合っているのか?コーチはしっかり一人一人と向き合ってくれるのか?結局入ってみなきゃわからない。特に中学年代なんて身体が大きくなり選手自身の心情も大きく変わる時期。ここに入って良かった。って結局入ってみないと分からない。

ただ一つ言えることは自身が思いっきりサッカーに夢中になれるかどうか?それはどこに入っても継続しなければいけない事だと思う。負けず嫌いだから上手くなりたくて夢中になれるのか?真剣勝負を楽しめているから夢中になれるのか???

LUZ CREWも皆子供の頃はプロサッカー選手を目指していた。プロになった奴はリンがアルゼンチンでプロになったくらい。社員40数人のうちプロになったのは1人だけだ。プロになれなかった僕らはボールを蹴るのを止めたかといえばモチロン止めていない。むしろ、蹴り続けている。

【生涯現役】

プロの舞台だろうが、Jクラブの下部組織だろうが、部活だろうが、FOOTBALLはFOOTBALL。どこでも楽しめるのがFOOTBALL。HQの小さなコートでもボールと2人以上の相手が居ればそれはFOOTBALL。生涯FOOTBALLを好きで好きでたまらない事もまた幸せな人生だと思う。

例えプロになれなくても、生涯FOOTBALLは楽しめる。だからFOOTBALLは世界中で愛されているスポーツなんだと思う。それぞれがそれぞれのフィールドで楽しめる環境を作る事が僕たちの使命かもしれない。

【太陽と月】

もしかしたら はらだ氏 はLUZeSOMBRAの名の如く、FOOTBALLの光と陰を表した題名にしたのかもしれない。

ジュニアユースクラブへ進む事とは無縁なウチの子供サッカーチーム。へたくそでも必死にボールを追いかける。それもFOOTBALL。

さぁ、明日も蹴りに行こうか?

Domingoと共に。