息子

男の子って言うのは、どこまでも真っ直ぐで、馬鹿で、やんちゃで、内弁慶でナイーブだ。

父も同じく小学校の時を過ごしてきた。おかっぱの髪の長さと可愛い顔立ち(笑)で4年生くらいまで女の子によく間違われていた。鷺沼プールに友達と皆で遊びに行って、男子更衣室に入ろうとしたら、係員のおばちゃんに『女の子はあっち!』と注意された事は鮮明に覚えている。

ある日学校からの帰り道、息子は一人で俯きながら帰ってきて家に着いたとたん泣いたらしい。きっと友達と何かあってのことだろう。友達と仲良く遊んでいる中で色々傷ついたり、傷つけたり、ケンカして、泣いて、その涙が君を少しずつ強く、優しくしてくれるんだ。そう思う。

だから大方の理由は聞いたが、そっと見護る。

父にだって、父ちゃん、母ちゃんには言えなかったことなんていくらでもある。辛い時もあるけど、それを救ってくれるのはやっぱり友達だったし、サッカーに家族だった。

大丈夫。本当の友達だったら直ぐにまたケンカするくらいまで仲良くなるもんなんだ。

お揃いの帽子を被れくるくらいまで大きくなった息子。これからもずっと見護るとしよう。。。Domingoと共に。