「サッカー習いたい!」
息子から遂にこの言葉が出た。父にとってこれ以上の言葉はない。最近、僕が休みの日は「何をしたい?」と言うと、「サッカーをしたい!」と言うようになり、父と二人でサッカーをよくしていたのだが、、、突然、自分から習いたいと言ってきた。一体どういう訳だろう?
こないだの父の休み、息子はサッカーをしたい。というので公園に行った。すると、仲のいい小学校一年生のお兄ちゃん達が居て、一緒にサッカーをする事になった。
息子&パパチームに小学校1年生のお兄ちゃんチーム。
今までのサッカーと言えば、 父が手加減しながらの父との 1vs1 。
しかし、今回の相手は2歳上のお兄ちゃん。手加減はなく、足も速く。追いつけない。当然、ボールを上手くコントロールも出来ず、いつもだったら「つまんない!手でボールを持って一抜けた!」みたいな感じになるはずたったが、、、
そこには懸命にボールを追いかけ、 「GOAL」 を狙っている息子が居た。
初めて真剣に 「GOAL」 を追い求める息子の姿を見た。これを見れたことは、サッカーが大好きな父の人生において、大げさかもしれないけど 「歴史的な瞬間」 であると思う。この日の喜び、この日の息子の顔は一生忘れないだろう。
暗くなるまで公園でサッカーをしてお兄ちゃん達には大敗した息子。帰り際に息子は
「あー早く一年生になりたいなー!」
と清清しく言い放った。これもまた嬉しかった。
息子は明らかにサッカーが上手になっている気がした。真剣にボールを取りに来ている相手に、「真剣」にボールを取られまいとする息子。真剣に遊ぶ子供同士の中でこそ、やはりサッカーの本質があるのだと思う。
なぜ、こんなにもサッカーに意識が向いたのか?そこにはやはり 「友達」の影響があったようだ。
小学校一年生の姉が通っている水泳教室はスポーツクラブで行われており、息子はそこにいつも連れて行かれる。水泳教室が始まる前の時間は、違う階でサッカースクールが行われていて、息子がスポーツクラブに着く頃は、サッカースクールが終わったタイミングらしく、そこでいつも幼稚園の同じクラスの ユースケ に会うらしいのだ。
おそらく、 ユースケ とは仲がいいのだろう。幼稚園で一緒にサッカーをしているのかどうか分からない。しかし、サッカーへの熱は明らかに ユースケ の影響が大きいように思える。
思い返せば、今までの父の人生において最も影響を与えたものはやはり、
「友達」 だった。
サッカーやったのも友達の影響。マンションの上の階に住む ソウスケ と暗くなるまでマンションの下でずっと 1vs1 のボールの取り合いをしていた。どうやって ソウスケ を抜くかを真剣に考え、いつも頭の中でフェイントをイメージしていた。思えば自分の本質的なプレースタイルはこの時形成されていたのかもしれない。
学校終われば、皆でサッカーをして終わったらソウスケと1vs1 。中学に入ればスケボーを始め、高校ではスノーボードにHipHop。高校が終わればフットサル。全て友達の影響。大事な事は全て友達とブルーハーツの歌詞とろくでなしブルースに教えてもらった。
これから、息子は ユースケ と同じサッカースクールに通うことになる。友達と同じフィールドに立ち、色々な経験をし、FUTEBOLを楽しんでもらえればこれ以上のことはない。FUTEBOLは間違いなく、父にとっても人生の大きな部分を占めている。それを 「共有」 出来る事ほど父にとって嬉しいことはない。
もしかしたら父と蹴る回数も減るかもしれないが、、、、それはそれでいい。父は息子に越されないように真剣にFUTEBOLをまだまだ楽しむだけなのだ。
Domingoと共に。