娘が無事に小学校を卒業した。何とか嵐は翌日にずれてくれ、快晴ではないものの雨は降らず卒業式は行われた。
卒業式に出席出来る保護者は1人だけ。父と息子は終わる頃にいつもサッカーをしている校庭に向かい娘を待った。
クラス毎に校庭に集まってきた。娘のクラスの順番。娘の目には涙があった。式が終わりクラスだけの時間、仲の良い友達が泣いてもらい泣きをしたそうだ。
思えば父も卒業式の日、クラス全員泣き始め、思わず友達と肩を組みながら泣いていたのを思いだす。悲しみでも怒りでも喜びでもないあの涙。ただただ感動があり流していた。娘の涙もきっと同じような感じだったんじゃないだろうか。
思春期真っ只中の娘とは今までで1番ぶつかっているかもしれない。
のんびり屋の娘についつい小言のように言ってしまう。。。ついつい言い過ぎる父と大らかなに包みこむ母の間を絶妙なバランスを取っている娘。気配りが出来て思いやりのある娘。それだけで充分なはずなのについついもっと自分でやれとか自分で決めろとか言い方がキツくなってしまう場面があるようだ。
4月から中学生になる娘。姉がいた自分なら分かる。中学生の娘と父の関係性。そのためにも良きパートナーである奥さんとの結託は不可欠だ。
卒業証書授与の際、子供達が1人1人、将来の夢や中学生になったらやりたい事などを発言する事になっていた。
娘はこう話した。
「将来はファッションデザイナーになって自分の大好きな服で沢山の人を笑顔にしたいです。」
ただただ嬉しかった。誰かを笑顔にしたい。という想いやりが素直に嬉しい。その気持ちをずっと持ち続けていて欲しい。
ずっと側に居たいけれど離れなくてはいけないし、離れ過ぎてもよくない。言い過ぎても言わな過ぎてもいけない。親も人間だからたまにはダメな事もある。自分の親も幼少期は絶対だった。ただ中高生くらいには親の弱さも見えたものだ。しかし、現在になって思うのはただただ感謝と尊敬があるのみだ。それでいいんだと思う。
もう中学生。まだ中学生。
これからも親子のストーリーは続くんだろう。
Domingoと共に。