10th Anniversary

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LUZ Director`s column はもうご覧頂いただろうか。
2015年でLUZは誕生して10年になる。10年LUZを売り続けていた者としては、この10周年アイテムは本当にSPECIALだ。感慨深い。

本来であればこのブログはDomingo の風景を書いていくべきなのだが、今回は10周年アイテムが出揃ったので思わずこの内容にしてしまった。

10年前の今頃は何をやっていただろうか?僕の場合、26歳になる年。まだギリギリ独身で、フットサル業界でも最も有名なスポーツショップに勤務しており、「大好きなフットサルを仕事にしたい。」という思いを形に出来て、ペーペーの新人社員として頑張っていた時期だ。

26歳。 学生でもない、子供でもない、定職につかなくてはという焦りと、自分の理想の仕事、夢を追いかけたいという想いが交錯する最も熱い時期だったと思う。僕の周りにはそんな奴ばかりだったように思える。

24歳で定職に就いた僕は、今後悔はしていないが、実は就職するのはもう少し遅くても面白かったなと今になって思う。24歳ごろは毎日フットサルをやっていた。豊島が小机で開いていたあの伝説の「トヨクリ」に横浜市内のフットサル猛者どもが集まり、夜中まで蹴っていたものだ。そこでLUZを構成するSOHSHI,MICHIO,RIN,そしてTOYOの4人も出会っている。そこからチームが出来て、色々な大会などにも出ていたし、adidas主催のadicupにJazzySportとして出場、優勝も果たしドイツの世界大会などにも行ったりしていた。サービス業なので僕は土日が仕事という事もあり、仲間たちとフットサルをしなくなっていた。もし、自分が26歳までフットサルをガンガン続けていたらまた違った人生になっていたのかなと思うと面白い。

今思えば、22-26歳ごろっていうのは、フットサルばかりやっていた第二の青春時代だったんだろう。

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当時、僕が働いていたお店は日本国内のフットサルブランドをほとんど扱っていた。僕はもちろんLUZを取り扱いたかったが、出来たばかりのLUZはあまりにも小さすぎて、取引とかの次元ではなかった。個人でやっていて素人の2人に新規に口座なんてひらいてくれないのだ。

フットサル専門誌 pivo! の最後のほうの小さい告知欄にLUZが初めて作ったTシャツが載ったとき、なんとLUZを取り扱いたいというお店さんがあり、営業を任されていた清水が

「やべー。取り扱いたいって問い合わせがあった!どうすればいいんんだ?」

と興奮気味に電話があったのがつい最近のようだ。そのお店さんとは今でも取引がある。たまに飲んだりするのだが、あんな状況のLUZからずっとお取引をして頂いているんだから本当に感謝でしかない。

あれから10年。

当時とは比べ物にならない商品量を生産し、販売店さんも当時の何十倍にもなっている。たったの2人で、狭い事務所で検品し出荷していた頃に比べると今やスタッフ数も18人。根本的には昔と変わらず、

「まだまだどうやったら楽しくなるか?」

と創業メンバーも考えていると思うが、今や18人だ。責任は重い。楽しさとビジネスと責任の狭間で最高のバランスを保ちつつ、フットサルのようにゲームを楽しみたい。そして関わる全ての人をFUTEBOLを通じて幸せにしたい。その気持ちは皆同じだと思う。

10年前はスマホなんて無かったし、取り巻く環境は劇的に変わった。

自分の人生の上でも最も大きいと言えるファクターのひとつ、家族が増えた。10年前とはLifeStyleがもう全然違う。10年というのは本当に長い。長いようで短い。次の10年も劇的な変化があるだろう。

しかし、FUTEBOLとLUZeSOMBRA が人生において重要な要因であることは恐らく変わらないだろう。それほどこの10年でLUZeSOMBRAは深く僕に根ざした。

次の10年もLUZをもっと楽しんでもらえるよう、お手伝いをさせてもらえればと思います。