読書

緊急事態宣言発令し、月一のサッカータイムPai de Domingoが中止になり、ぽっかりと出来た土日休み。家族4人でどこかに遠出したくなる気持ちをグッと堪えて、おとなしくStay home。こんな時は読書に耽るのが父と娘。

娘が欲しい本がある。と言われれば本屋好きな父は嬉しくなる。散歩がてら本屋へ。

本はいつの日からか大好きになった。高校生までは全く活字を読まず、マンガばかり。サッカーマガジン、ダイジェストなんかもほとんど写真ばかり、というより合間合間のサッカースパイクやユニフォームの広告を見てるほうが好きだったかも、あと付録のポスター。。

サッカー雑誌で字も読むようになったのは CALCIO2002 というセリエA専門のサッカー雑誌からだったような気がする。

ちょうど、20歳くらいだったのか、、、大学への通学で50分くらい電車乗っていたのでそこで遂に小説を読むようになった。記憶の限りでは 不夜城が有名な 馳星周 という作家さん。何故、馳星周氏が好きになったかって、馳星周氏は無類のサッカー好きでCALCIO2002にコラムかなんかを掲載してそこから、サッカー好きな作家さんが作る小説ってどんなだろ?という興味から選んだ気がする。

しかしそこには全く持ってブラックノワールな世界が広がっており、中国系マフィアなどの裏世界や自堕落していく男の世界など、かなり面白い世界を満喫。たまに出てくるサッカー用語が少し嬉しかった。。

そこから仕事をするようになるとビジネス書も読み耽るようになり、ビジネスと小説を半々くらいで読んでいる。気になる雑誌も漫画もモチロン買っている。圧倒的に紙媒体が少なる中、コロナ禍におけるこのStayHome期間は明らかに紙を欲していたような気がする。高校生の頃は午前授業終わった後、キンキンのクーラーの聞いた自分の部屋でベッドに寝そべりミルクティーを飲みながらマガジンを読むあの至福の時間がたまらなく好きだった。今はさしずめcoffee飲みながら大好きな家族とBGMをかけて気になる本を読む。。。これもまた至福な時間だろう。

次にやってみたい本の至福タイムがある。金曜日の夜ご飯を食べた後、BOOK CAFEに20歳くらいになった娘とドライブし、各々好きな本を選んでcoffee飲みながら本を読む。合間合間に近況を話しながら、、、なんて感じ最高だろう。

息子のほうはゲームの攻略本や、危険生物、UMA系な本が大好き。たまに父や母に怒られた後、静かに本を読んでいるな。と本を見ると、ドラえもんの化学実験 みたいな勉強系を読みだしたりする。容量の良さは流石の第二子である。息子もいつか小説系好きになるのかな??

馳星周から始まり、小説はもうメジャーどころ、村上春樹氏、井坂幸太郎氏、東野圭吾氏、池井戸潤氏、湊かなえ氏、宮部みゆき氏、筒井康隆氏、重松清氏、、、基本的にその人の本をすべて読み読み終えたら次の人、、、という流れ。家で読むのは本当に昨年のStayHome期間からで主に電車に乗っている時間でしか読まない。最近はずっとビジネス系しか読んでいなかったが、、RODAの松村さんにこれ面白いよ!と借りたのがこれ。

松村さんが家で夜中の3時まで夢中になって読んでしまったと聞いて、本当かね?とサッカー系の小説は初めて読むんだが、、、これが面白かった。主人公が小学校6年生の時サッカーを楽しめていない自分とそれを変えてくれるコーチ、、、そこから中学生になり、、、と話は進んでいくらしい。今読んでいるところは中学校に入って先輩たちが引退したところ。すっかりハマってしまっている。小学校卒業辺りでは思わず、電車で涙ぐんでしまった。。。

もう一つ最近サッカー系で気になって思わず衝動買いしてしまったのがコレ。

風間八宏氏 のボールを止める・蹴るというFOOTBALLの基本中の基本であり、最も奥深いこの動作。これを可視化・言語化し説明してくれる。そういえばトラップはこうやるんだ。インサイドはこうやるんだって教わった記憶はなくて、いつの間にか感覚として習得していた気がする。改めてこれを読んでボールを蹴りたくなったのは言うまでもない。改めて自分のキックとトラップに向き合える1冊。合間合間に出てくる風間語録がまた面白い。

家に居てもFOOTBALLは楽しめる。この創造性を早くピッチで試したいのをグッと堪え、、、その日が来るまでイメージを楽しもう。

Domingoと共に。