光と陰

スポーツの祭典はあっという間に閉幕を迎えた。

コロナ禍での開催。賛否両論あったものの、改めてスポーツマンの美しさを再認識することが出来た。選手たちの感極まった涙はどのような時世であれ、美しく感動した。メダルを獲ったうれし涙もあれば、メダルを獲っても色の違う悔し涙もある。人類初のオリンピックの1年延期。ピークを1年持ち越してのフィジカル、メンタルの維持は並大抵のモノではないだろう。

光と陰

スポーツでも人生でも光陰の繰り返し。陰があるから光がより際立ち、光があるからこそ陰が存在する。若い頃は光の部分がなるべく多くなりたいとか思っていたが、、、この光陰を意識して生きる事、15年。光と陰どちらかが多いとかではなく、確実にどちらも常に存在していて、波のように交互に繰り返しやってくるものだと感じるようになった。

陰の時間を過ごす事があるからこそ、喜びの瞬間が際立つ。それを知っていれば陰を恐れる事はなく、むしろ受け入れていずれやってくる光の時間のために、頑張れるかどうか。

肉親との早すぎる永遠の別れ、全十字靱帯損傷手術で約1年半ボールが蹴れない時期、ここ数年、確実に陰の時代は在った。しかし、その陰があったからこそ家族、友人の大切さ、ボールを蹴る喜びを昔よりもより一層感じれるようになっている。

人生をそのスポーツに掛けているオリンピアン達と自分の人生の光陰なんて比較にならないけれど、、、誰にでも光陰は常に在り続ける。

今流す悔し涙は必ず未来の嬉し涙になる時が来るだろう。

LUZeSOMBRA 光と陰

なんて素晴らしいブランド名なのだろう。人生もFUTEBOLも常に光陰のバランスの波に上手く乗るのみだ。

人類全体に覆いさる大きい陰も必ずや光が差す時が来るだろう。その時、また新しい光の時代をどう生きるか。どう楽しむか?その時までもう少し、、、自分に出来る事を精一杯やろうと思う。

Domingoと共に。

LUZeSOMBRA 2021年 F/W スタートしました。