ボレーの記憶

FUTEBOLISTAたる者、記憶にいつまでも残るシュートっていうのは何本かあるはずだ。僕の場合、ボレーシュートが多い。小学校6年生の時、5年生との試合で右から来たふんわりとしたボールをペナルティエリア付近からそのままボレー。これが綺麗にミートして左角に決まった。その軌道は今でも鮮明に覚えている。

中学時代は3年生最後の大会、勝てば決勝三ツ沢球技場という大雨の準決勝。0-0で延長戦へ、お互い決定的チャンスがなかった中でペナルティエリア中央あたりに居た僕にショートバウンドのセンタリングが来てハーフボレー。ボール1個分ポストの外に外してしまった。あれを決めていれば、、、という苦いボレーの記憶。

フットサルをやるようになってからはボレーの記憶はあまり無くなったけれど、今日のPai de Domingoソサイチで新たにボレーの記憶が追加された。

右コーナー、キッカーはウチのお隣に住んでいる渉(左利き)ペナルティエリアライン中央あたりにいた僕はキックのタイミングでスペースのある左斜め前に動き、そこへドンピシャの左足からやや巻いたボールが!迷う事なく左足を振り抜く。気持ちいいボレー。フットサルのチーム練習でコーナーの練習をしていた事も大きかったんだと思う。

新しいボレーの記憶。たかだか横浜の片隅で行われた公式戦でもない個サイチの中の数ある中の1本のシュート。だけどやっぱり自分の気持ちいいプレー、仲間との気持ちいい崩しなんかは、公式戦であれ、草サッカーであれ記憶に残るもの。またあの気持ちよさを求めてFOOTBALLに出かける。

そして何と言っても今日は父の日。お店には父の日プレゼントを選ぶ方も多く来店された。

良いですねー!と皆さん(DomingoのTシャツが多かった)ホクホク顔。とは言え自分も二児の父。中3娘、中1息子 中学になるとこんなにも変わるか!というほどなんだか遠くに感じている。習い事と部活、娘は高校受験(早すぎるだろ!と思っているのは父のみらしい、、)土日は父仕事なので家族全員で出掛けるという事が激減。というか無い。それぞれのライフルーティンの中で、しっかりコミュニケーションを取らなければと思いながらも、ついつい小言が多くなる。

だがしかし、家に帰るとはにかんだ顔で子供2人からプレゼントをもらった。恥ずかしそうな顔で渡してくれる様は幼少期から変わらない愛おしさがあった。フォローしてくれた奥さんに感謝。

夏を感じながら蹴った父の日。ボレーの記憶とともに子供達のはにかんだ記憶もまた心に刻まれて、明日がまた始まる。次の新たな記憶を求めて。

Domingoと共に。